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株式会社大興製作所
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レーザーの安全対策

ご使用いただいているレーザー機器のクラスごとに必要な措置があります。
どのようなステップでの検討が必要かをわかりやすくご紹介しています。

 

 レーザーの安全対策

レーザーを使用するにあたっては、下記に準じた安全な環境づくりと運用を強く推奨いたします。
【厚生労働省の基発第0325002号「レーザー光線による障害の防止対策について」】
【JIS C 6802:2014(IEC 60825-1:2014)附属書JA「使用者への指針」】

 

お使いのレーザー機器のクラスごとに必要な措置は「レーザーの安全規格」

ページの「レーザー機器のクラス別措置基準一覧表」をご確認下さい。

 

【レーザー安全空間をカタチにするためのアイテム】
 ・レーザー保護カーテン
 ・レーザー保護パーティション
 ・レーザー保護パネル
 ・インターロックシステム
 ・レーザー保護ウインドウ
 ・ウインドウブロック
 ・光学定盤用遮蔽パネル
 ・保護メガネやビームダンパーなど


ご使用されるレーザーと環境に合わせて検証を行い最適な選定、設計が必要です。
また運用ルールの徹底や教育などのソフトも重要なファクターとなります。

 レーザーセーフティー製品一覧

 

◆レーザーセーフティーマテリアル

  Ever-Guard® / エバーガード (金属製)

  ・Flex-Guard™/ フレックスガード (布製)

  ・レーザー保護ウィンドウ

◆レーザーセーフティーシステム

  オーダーメイドサービス

  ・レーザーカーテンシステム

  ・パーフェクトガード

  ・セーフティーインターロックシステム

  ・レーザーバリアパーティション

 ◆レーザーセーフティーアイテム

  ・レーザー保護メガネ

  ・テーブルガード

  ・サービスライト

【携行用レーザーバリアパーティション】

 ◆レーザーアクセサリー

  ・レーザーディテクター 

View-it® UV / IR Detector

  ・ビームダンパー TRAP-IT™ Laser Beam Dumps

  ・レーザーアライメントペーパー

  ・FieldMate(レーザパワーメータ)

 

 

 

レーザーセーフティー空間を構築するための、〜 導入プロセス例 〜

(要求事項の詳細は厚生労働省の「レーザー光線による障害防止対策要綱」「レーザー機器のクラス別措置基準」をご確認下さい)

 

 1.事前準備

 
 クラス4、3B、3R(不可視域)についてはまずレーザ安全管理者(労働基準省の基発第 0325002ではレーザー機器管理者)の選任を行います。

 定められた必要資格はありませんがレーザの危険性の評価及び管理をするのに十分な知識をもつことが求められます。

 (光産業技術振興協会にレーザ安全スクールやレーザ機器取扱技術者の資格制度などがあるので利用されるのも良いと思います)。

 

 

 2.危険性の検証:どのような危険がどの範囲に及ぶかを認識する

 
  a)波長と出力(クラス)
  使用されるレーザーの仕様(クラス、波長、出力、エネルギー、光路、伝達方法など)からクラスごとに定められた必要な措置を確認します。
  b)照射(通常時、異常時)
  光路と光学系からどこにどのようにレーザー光が通って照射されるかを確認します。光路は作業者の目の高さと一致しないように注意。

  また光学系の破損や調整ミスなどによる異常事態に想定される照射も検証してください。

  c)反射と拡散(通常時、異常時)
  光学系や対象物などに照射されたレーザービームによる反射光や拡散光がどう照射されるかを検証します。

  光路の終端は適正な反射率と耐熱性を持つ吸収体か拡散反射体とします(ビームダンパーなど)。b)の照射と同様異常時の

  想定も行って下さい。
  d)人(作業者、周囲)
  作業に携わる人員とb)c)で検証された範囲内に立ち入る可能性のある周囲の人員を確認します。

 
 

 3.技術制御:検証した危険をコントロールする

 

   
  e)光の密閉空間(管理区域)
  安全空間の基本はレーザー光の封鎖(封じ込め)です。

  人の目及び皮膚への最大許容露光量MPE(JIS C 6802:2014 附属書A 参照)を超える区域がレーザー危険区域となります。

  放射の危険から保護するため危険区域内への立ち入りや危険区域内での活動を管理及び監督下におかれるレーザー管理区域を定めます。
  f)入退出路
  レーザー管理区域内での出入りを管理するため入退出路を特定し運用方法を検討します。
  g)インターロック
  出入り口や窓など外部との接点が開いた際にはレーザー放射が停止される、又はレーザー放射中は入退出の管理や制限を行うなどの

  安全機構を構築します。
  h)緊急停止
  事故などの非常事態時に最優先で速やかにレーザー放射を完全に停止し入退出を自由にする機能を設けます。
 

 

 4.ルールと運用管理:運用規則の制定と遵守を徹底する

 

 

  i)標識(ラベル)
  レーザー管理区域であることを表示します。また中で使用されているレーザーのクラス及び波長や出力、危険性、レーザ安全管理者

 (レーザー機器管理者)なども明記しておきます。
  j)状態表示
  レーザーが待機中か発振中であるのかが管理区域内外で認識できるようにします。

  また扉開閉(入退出)許可中や非常停止中などの状態も表示灯や警報などで周囲に知らせます。
  k)作業手順の確立
  安全にレーザーを運用できる手順を検討し作業手順を確立します。

  また作業に携わらない人もレーザー管理区域に関わる場合は運用手順を設けます。
  l)教育
  作業手順及び運用手順の周知と遵守を徹底します。

  また適切な保護メガネ着用の義務化やレーザー光と危険性、機器の取り扱い、事故発生時の対処などについても十分理解する必要があります。
 

 

 5.物理的防護:万一の危険な照射を防ぐ最終防護対策

 

 
  m)遮蔽スクリーン
  安全柵の設置、パーティションなどによりレーザー危険区域を隔離します。

  レーザー光の漏洩が無いように注意。またレーザーの出力や放射(直接照射、反射、拡散)条件に応じて耐性のある素材を選定する

  必要があります。
  n)遮蔽カーテン
  レーザー用の遮光カーテンによりレーザー危険区域を隔離します。レーザー光の漏洩が無いように注意。

  またレーザーの出力や放射(直接照射、反射、拡散)条件に応じて耐性のある素材を選定する必要があります。
  o)遮光ウインドウ
  必ず使用するレーザーの波長に対応したウインドウを使用します。

  一般的な樹脂製のレーザー保護ウインドウは遮蔽スクリーンや遮蔽カーテンのように一定時間照射にさらされても損傷しないような耐性が

  あるわけではないので運用にはご注意ください(使用時以外はパネルやカーテンなどで遮蔽しておくなど)。
  p)保護具(保護メガネ、作業着)
  必ず使用するレーザーの波長とMPE(最大許容被ばく量)に応じた保護メガネを着用してください。

  また遮光ウインドウと同様にレーザーに対して強い耐性があるわけではないので照射が続くと破損します。

  直接のぞきこんだりするのは厳禁。作業着は難燃性のものを着用して下さい。

 

 導入事例

  品名 : CO2レーザー加工機遮蔽用カーテンシステム
  仕様 : ストーレート
  全長 : 3478mm
  高さ  : 2100mm
       レーザー保護カーテン250Wタイプ 2枚
       (オーダーメイドサイズ/CO2用ウインドウ付)
       カーテントラック(レール)、フック付ローラー、
       プレート(台座)及び支柱、取付金具
  費用 : 一式 607,000円(税別/設置工事は除く)